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2006年11月25日
■こだわり・空間 ― 7 < 木造集合住宅・共用空間 > 2006.11.26
集合住宅の建物への出入口や、共用廊下、共用階段等、皆で使う部分を共用空間といいます。これまでの集合住宅の多くは、RC造のものや鉄骨造のもの、構造の如何に限らず、階段や廊下は外部に設けるものがほとんどです。特にローコストの軽量鉄骨や木造の集合住宅(木造アパート)では、共用階段や共用廊下等の共用部分を外部に設ける片廊下型のものが多く見られます。
「木舎花の木」(木造・集合住宅)では、木造住宅に住むことを大切に、木造住宅に住む喜びを感じられる集合住宅をと考えました。「木舎花の木」では、いわゆる木造アパートの低いイメージを払拭する施設空間と設備を備えています。
「木舎花の木」では、共用空間を全て屋内空間として、高いセキュリティーと雨や風の影響を受けない快適な共用空間としています。建物のメインエントランスにはセキュリティーを重視し、高級マンションと同様にテレビモニター付きインターホン・オートロックシステムを採用、各戸からの開錠としているため、誰もが自由に中に入ることは出来ません。更に各戸の玄関は全て屋内ホールに面していますので、冬に玄関ドアを開けた時にも北風が吹き込んでくる様なこともありません。
2006年11月19日
■こだわり・空間 ― 6 < 名板 > 2006.11.18
この名板は共同住宅「木舎 花の木」のもの。
「木舎 花の木」は、名前のように木造の共同住宅、そう木造2階建アパートである。
木造アパートというと、余りイメージが良くないが、「木舎 花の木」というこのネーミングにもそうした木造アパートの低いイメージを払拭したものにしたいという思いを込めた。
木造住宅に住みたい人に、そこに住む喜びを感じられる集合住宅に。
このネームプレートもそうした思いの一つで、オーナーにも一役かってもらうとともに、オーナ自身にもより愛着を感じてもらえるようにと思っている。
それは、この名板の筆文字をオーナーの奥様に実際に書いていただき、それを使って制作した。
上の金属名板は2枚の金属板で構成し、バックボードは銅板アラシイブシ仕上げとし、文字は真鍮板エッチング凸文字仕上げとした。
また右の木製看板は、無垢の銘木板にオーナーの思いを刻んだ。
2006年11月13日
▽ 虎澤英雄 先生の 翠青磁 < 翠青の器 > −飯能焼− 2006.11.13
― 翠青磁 ― < 翠青の器 >
翠青の器シリーズの作品ではあるが、やや小ぶりの作品である。
切り取られた大地、湧き出る水。土の荒々しい断面の表情と静かに湧き出る水の様な翠青磁とのコントラスト。
大地のような荒々しい表情の「静」と、溢れ出る水のような静かな「動」とのバランス。
そうした、自然の時間を凝縮した様がこの作品の魅力となっている。
2006年11月12日
▽ 虎澤英雄 先生の 翠青磁 < 翠青の器 > −飯能焼− 2006.11.12
― 翠青磁 ― < 翠青の器 >
翠青磁・翠青の器 は、虎澤英雄 先生の代表作品である。
この翠青の器は、あたかも湖水の一部を大地ごと切出したオブジェの様である。
静かな湖水を思わせる翠青磁と、圧倒的なボリューム感のうねる大地の様な土とのコントラストが素晴らしい。
■ 翠青の器 茶碗 - 1 茶碗 - 2 茶碗 - 3 茶碗 - 4 茶碗 - 5 ■
■ 虎澤英雄 トルコブルー ■ ■ 飯能焼 武州飯能窯 虎澤英雄の器 のページへ ■
2006年11月10日
<にごり酒> 〜瓶内発酵・微炭酸〜 2006.11.10
朝晩の冷え込みがだんだん厳しくなってくる頃、人肌の日本酒が益々美味くなってくる。更に、庭の雪化粧を肴に、キリッと冷えた<にごり酒>を口に含み、飲み込む至福の時を味わえる日が楽しみだ。
若い頃は、冬は熱燗の日本酒を好んで飲んでいた。ここ十年来は冬でも冷酒を飲むことが多くなった。毎晩晩酌をやらない私だが、冬にはこの<にごり酒>を味わうことがここ数年来の冬の楽しみの一つになっている。
特に、<にごり酒>の口に含んだ瞬間のほんのりとした甘さが、ピリッとしたさわやかな辛さからスッキリとしたのど越しに変わる味わいは格別だ。
<にごり酒>には、すりつぶしたもろみが入れてあるので白酒状態なのである。もろみは瓶の中でも発酵を続けるわけで、本来もろみの糖分が発酵してアルコールに変わるので、酒になっていくのである。それをその通りの「瓶内発酵」といい。その、もろみの糖分が発酵した時に二酸化炭素が発生して、微炭酸となり、その糖分の甘さと微炭酸の刺激が<にごり酒>独特の味わいをつくっているのだ。そして、その<にごり酒>の味を決めるのにもちろん一番大切なのは、ベースとなる日本酒なのは言うまでもない。
2006年11月08日
■こだわり・空間 ― 5 < 対面型キッチン > 2006.11. 9
対面型キッチン、現在のキッチンの在り方の主流。
台所での作業中も、ダイニングに居る家族との会話が可能となる。
ダイニングに向いた流し台の上に、使い勝手の良さと、収納力を選んで、吊りキャビネットを設ける
(右下の写真)か、吊りキャビネットを設けず、広々とした空間の広がりを選ぶか。
■こだわり・空間 ― 4 < 暖炉 > 2006.11. 8
私にとって、<暖炉>は冬の憧れのものの一つだ。子供の頃、外国のドラマや立派なお屋敷に出てくる暖炉に、
何時かは自分も、暖炉のあるの家に住みたいと夢見ていたことを、つい昨日のことのように覚えている。