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■こだわり・空間 ― 2 < 住宅三態 >  2005.12.26

もう今年も残すところ後5日となってしまった。
今年は本当に忙しい1年だった。

建築の仕事もお蔭様で、いくつか平行して進めているが、
忙しすぎて施主の方を待たせてしまっていることに大変申し訳なく思っている。
来年早々に着工したい物件が2件(本来は今年中に始めたかったのだが)、
春には始めたい一人の施主の物件が2件。
木造に鉄骨、RCと構造も色々だ。

木造の住宅は、
南西に広がる扇形の、景色が開け緩やかに西に傾斜した敷地を生かし、
その広がりを取り込むように南西に開放した大きな開口と、
その開口からの夏の日差しを遮るように
南と西面には大きく張り出した2階のバルコニーと深い庇が特徴だ。
これだけ大きなバルコニーと深い庇の家は私の仕事の中でも稀である。
窓には、木製トリプルガラスサッシ(Lo−Eガラス・アルゴンガス入り)をふんだんに使った
高断熱住宅だ。

鉄骨の店舗・事務所併用住宅は、
鉄骨の欠点である断熱対策に重点を置いている。
構造体の鉄骨を外断熱工法として断熱材で包んでしまい、
外部の熱が鉄骨を通して内側に伝わるのを防いでいる。

RCの建物は住宅で、それも非常に珍しい地下住宅だ。
最近では地下室を持つ住宅はそれほど珍しくは無いが、
ここまでの規模で、住宅のほとんどの部分が地下にあるものは稀だと思う。
地上の部分は、
車庫と玄関とお年寄りの為の茶室つき居住エリアとなる平屋部分。
そして、この住まいの生活空間のほとんどの部分が地下室となる。

この地下住宅は、
完成後皆さんにも工事中の様子も含めて見ていただける機会が
あるかも知れない。


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