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素晴らしい マケインさんの敗北演説                     2008.11.13

今の日本の毎日の様子を思うと、日本の政治家さんたちは本当に日本のことを考えて政治を行っているのだろうか、本当に国民のことを考えてくれているのだろうかと、嘆かわしい毎日である。

アメリカ大統領選の結果の日の、マケイン氏オバマ氏の敗北演説に感銘したことは以前にも書いたがその言葉をどうしても記しておきたかったので、あるサイトで訳してくれているところがあったので、写させて頂いた。
(以下は404 Blog Not Foundの全文和訳より)


マケイン氏 300-450.jpgありがとう。戦友たちよ。この素晴らしいアリゾナの夜に集まってくれて。
戦友たちよ。我々は--我々は長い旅の終わりにいる。アメリカ人は発言した。きちんと発言した。私は先ほどバラク・オバマ上院議員に、我々二人が愛してやまない祖国の大統領への当選のお祝いを述べる栄誉を得た。

長く辛い戦いであった。彼の成功自体、その能力と忍耐に対する敬意の理由として充分なものであるが、私が彼を敬してやまないのは、彼がその成功を、アメリカにも選挙にも絶望しかけていた何百万人ものアメリカ人に希望を与えることで得たからだ。
歴史に残る選挙戦であった。今夜はアフリカ系アメリカ人にとっては特に重要な一夜となった。

私は、アメリカという国が能力を持ち、それを使いこなすものであれば誰にでも機会が与えられるということをずっと信じていた。オバマ議員もそうだ。そして、一部のアメリカ人からその機会を取り上げてきたという過去の不正義が、我が国の対面を傷つけ、その記憶が未だに人々を傷つけているということも知っている。

一世紀前にセオドア・ルーズベルト大統領がブッカー・T・ワシントンをホワイトハウスの夕食に招いたことは、多くの場所で怒りを買った。今日のアメリカは、当時のような偏見とは無縁である。ア
 写真はマケイン氏公式サイトより       フリカ系アメリカ人が大統領に当選したことほど、それにふさわ
                       しい証拠はないのではないか。地球で最も偉大な国の市民権を、
                       充分に謳歌できない理由など、あってはならないのだ。

オバマ議員は彼自身、そして彼の国のために偉業をなしとげた。このことを祝い、彼の祖母がその偉業を目にすることなく他界したことに心からお悔やみを申し上げる。彼を育てた彼女が、主のもとで、この偉業を誇りに思いつつ眠ることを、私の心から確信している。

オバマ議員と私はそれぞれの相違点について争い、そしてオバマ議員が勝利した。相違点の多くはそのままだ。しかし、我が国は未曾有の国難の中にいる。私は全力を尽くして彼とともに今後の困難に立ち向かうことを誓った。

私を支持してくれた全てのアメリカ人たちに、私の後をついてきてくれるようお願いする。彼の当選を祝うにとどまらず、必要な時には妥協し、共に相違を乗り越え、繁栄を取り戻し、この危険に満ちた世界に安全をもたらし、子どもたちや孫たちのためにより強く、そして良き国をもたらすために共に手を携えることをお願いする。

どんな違いがあっても、我々は共にアメリカ人なのだ。それ以上に大事な絆を、私は持たない。

今夜は失望してもいい。しかし明日からは、それを乗り越え共にこの国を動かしていかねばならない。我々は力の限り戦ったのだ。

力が及ばなかったのは、全て私の責任である。君たちの責任ではなく。

君たちの支持と献身に、私は感謝の言葉もない。戦友たちよ。確かに望んだ結果ではないかも知れない。道は険しく見通しは悪かった。しかし君たちの支持と友情は尽きることがなかった。一生かけても償えないほどの恩義を、私は君たちに負っている。

妻のシンディ、子どもたち、母、家族、そして旧友たち。君たちには特に感謝している。いい時も悪い時も、私の側にたってくれた。私はずっと幸運な男だった。君たちの愛と励ましというかけがえのない運にめぐまれていたのだから。

諸君も承知しているとおり、選挙戦というのは本人よりも家族にとってより辛いものである。本選挙戦も例外ではなかった。私は、愛とより安静な未来の確約をもってそれに応えるしかない。

サラ・ペイリン知事にも感謝している。まぎれもなく過去最高の共闘仲間の一人であり、我が党に新風をとりいれ、我々の最も強い点をさらに強化してくれた。彼女の夫のトッド、そして五人の子どもたちの、とぎれることなき献身と、嵐にも似た大統領選挙を戦い抜いてくれたその勇気と寛容にも感謝を。アラスカ、そして共和党における今後の活躍に期待している。

選挙を戦い抜いた戦友たちよ。リック・デイヴィス、ステーヴ・シュミットにマーク・サルター、そして近年においてもっと挑戦的な選挙戦を共に戦ってきたボランティアの最後の一人まで。ありがとう。君たちの信念と友情にくらべたら、選挙の敗北などものの数ではない。

これ以上何をしたら選挙に勝てたのか、私にはわからない。敗因の分析は任そう。失点のない候補者はありえない。私もその例外であることは間違いない。しかし、私は一瞬たりとも後悔の念にかられることはないだろう。

この選挙戦は、私にとって偉大な名誉であり、これからもそうあり続けるだろう。オバマ議員と我が旧友ジョン・バイデンに我が国の今後の四年間をゆだねることを決める前に、私にも存分に耳を傾けてくれたアメリカ人に対する感謝の念が、私の心の全てをしめている。

私は名乗るほどの者ではない。そんな私に半世紀もの間、この国に尽くす名誉を与えてくれた運命に、抗う必要などあるのだろうか。今日、私はこの国の最高意思決定者候補だった。そして今夜、私は一介の下僕へと戻る。それは誰にとっても身に余る天恵であり、それを与えてくれたアリゾナの諸君に感謝する。

今夜は、どんな夜よりもこの国と、この国の市民に対する愛で私の心は満たされている。オバマ議員と私のどちらを支持したにしても、神の恩寵が私のかつての対立候補にあることを願っている。

そしてアメリカの人々よ。この選挙戦でも繰り返し言ってきたことだが、今日の困難にくじけてはならない。アメリカの偉大さを信じ続けてほしい。必然的なことなど、この国には存在しないのだから。

アメリカは、終わらない。我々が降参することはない。我々は歴史に隠遁したりはしない。我々は、歴史を創る者なのだから。

ありがとう。諸君に神のご加護があらんことを。そしてアメリカに神のご加護があらんことを。心よりありがとう。(了)




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