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 犬のしつけ - 5 -                            2008.10.3

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犬は一般的に車に乗るのが好きなのだろうか。我家のボーダーコリールンは本当にドライブが好きである。たまに車に乗せてのお出かけは、大喜びである。そして、乗る席は決まっていて、私の車では後部座席の真ん中に置いてある専用ボックスの中にいる。車が止まっているうちは座っているが、走り始めると、座っていれば良いのに、外を見ながら立ったり座ったりと忙しい。車が走り始めると、しばらくは嬉しくて少し興奮気味だ。

よく車の中を自由に移動している犬や、運転手とハンドルの間に座っている犬もいるが、これもしつけである。我が家のルンは決まった箱の中にいる。たまに私に甘えたい時には、後ろから私の肩に顎を乗せてくるぐらいである。3歳ぐらいまではおやつをねだって後ろからよく私の手を乗せてきたが、最近はほとんどねだることもなくなった。

ただ、犬も車に乗っている時は事故の事を考えなくてはならない。

また、犬には、水が好きな犬と嫌いな犬がいる。基本的には、その種類によって水が好きか嫌いかがあるようだ。ボーダーコリーやラブラドールの他、猟犬の種類は水が嫌いでは仕事ができないだろう。つまり、我が家のボーダーコリールンも水が大好きである。川の中に入って遊ぶのは当然のこと、夏は川に行き良いということであれば、さっさと水に入り、水の中に伏せてしばし水に浸かって涼んでいる。

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ルンはシャンプーも好き(?)、いや、嫌がらない。正確には、頭を洗うのは好きと言えるかは難しいかも知れないが、全く嫌がらないし、体を洗うのは気持ちがいいようだ。とにかく、ルンにシャンプーする?と聞くと、喜ぶ。家族が事前に、「シャンプーしてくれるって」なんてほのめかすと、そわそわととても楽しみにしている。
人もそうであるが、犬も小さい時からの育て方が大切なようだ。大きくなって嫌がらないように、怖がらないように、小さい時から慣らしていくことが大切だ。




 犬のしつけ - 4 -                            2008.9.19

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知り合いの方から犬のしつけについてコメントを頂いたので、それについてお話しさせてもらおう。

>犬の散歩、というものは「行かなければならないもの」というイメージでしたが、そうではないのですね。
>それが「習慣」になっていなければ、気にならないということなのですね。
>私は、散歩に行かないと運動不足でストレスになるのだと思っていました。

散歩に行かないと運動不足でストレスになるのではなくて、犬によって必要な運動量は違うが、犬によっては運動不足になるとストレスになりがちになるということだと思う。
我が家のボーダーコリールンは、ボーダーコリーという犬種は牧羊犬なので、ある程度の運動量が必要だ。だから、普段からある程度運動できる環境がないといけない訳で、ルンは普段からそこそこに動いているので、散歩に行かなければ運動にならないということではないので、ストレスがたまってはいないのだろう。何しろ人が来た時の動きはかなり激しい。(それってもしかしたらストレス?)
犬の種類によって必要な運動量が違うので、それに対応できるかによってその犬種を飼うことができるかを決める必要がある。運動が必要な犬の運動が散歩ということであれば、当然散歩は必要なわけだ。その必要な散歩を朝晩決めて連れて行くという習慣にすると大変なわけで、散歩はいつでもいいというように犬に思わせておくことが、犬に散歩に行けない時のストレスをかけないことになる。
また、もう一つ散歩について考えておかなければならないことは、トイレ行為である。私が子供のころに飼っていた犬は、散歩の時にトイレをするようにしつけてあったので、どうしても散歩に連れて行かないわけにはいかなかった。今思うとちょっと可哀そうだったように思う。散歩を決めて連れて行かないということは、トイレは自由にさせてあげなければ可哀そうである。そこでトイレのしつけも必要になる。また、その話は後にするが。

>食事にしても、散歩にしても、習慣化させるかどうかで違ってくるんですね〜。
>確かに、野性だったら、散歩に行くこともないだろうし、餌だって食べたい時に食べているんですから、
>当然といえば当然なのかもしれませんが…。

それはちょっと違う。
野生だったら、散歩ではなくて、生きるために歩き回り、時には走らなければならない。餌も食べたい時に食べているのではなくて、食べられる時にしか食べられない。そう、食べるために獲物を求めて歩き回り、走って捕まえる訳だ。そして獲物にありつくことができれば、食べることができる。
そうした犬の先祖は、野生の世界ではもともと食事の時間を決めることはできなかったわけであるから、本来の性質からして、犬も食事の時間は決めない方がむしろ自然なのだ。そして、犬のお腹も一日一回の食事でも足りる様にできている、ということだろう。
我が家のルンは、前の日の食事時間から4・5時間前後にづらして与えるようにしている。後にするとお腹がすいて可哀想なので、基本は前にづらしていく。家族に頼んでおく時に、忘れてしまっても鳴くことはない。鳴かないので忘れてしまう時もあるのかも知れない。





 犬のしつけ - 3 -                            2008.9.17

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犬は習慣にしてしまうと、その習慣が崩れると、そのことが非常にストレスとなり吠えたりするのだという。つまり朝晩の散歩が習慣の犬は、雨が降ろうが雪が降ろうが、朝と晩には散歩に行かないといけなくなってしまう訳である。「犬のしつけ方」には、散歩を習慣づけてはいけない。と書いてあった。食事(成犬)は一日一回、それも時間を決めない。とも。
そうか!散歩も食事も時間が決まっていなければ、それが当たり前になるので、それが習慣になるというか、犬にはストレスの要因にならないということだ。本当に目からうろこの「犬のしつけ方」であった。

我家では、それを実践したわけで、ボーダーコリールンは、散歩もこちらの都合で「散歩行く?」と聞くと、それは大喜びである。雨の日は、外に出ないのが当たり前になっているのか、外には出ないものと思っているのか、ハウスの中でおとなしくしている。私が帰った時もハウスの中でしっぽを振るくらいで、出てこないのでちょっと寂しいくらいである。

食事も、犬は基が野生のオオカミであるので、野生では決まった時間に食事を取れるとは限らないので、決まった時間にあげる必要がないというのである。それも一日一回で良いという。すべての犬がそうであるかは分からないが、我が家のボーダーコリールンは確かに一回の食事で、その食事が消化するのに、大体一日(24時間)かかるようだ。ルンは一日二回の排便をする。前に食事をしてから24時間後のころと、食事をしてから半日過ぎた頃である。ということは、ほぼ一日食べたものがお腹の中に残っているということだと思う。

子供のころの、毎日の犬の散歩は本当に大変の時もあった。それに比べると、ルンは本当に楽である。

つづく




 犬のしつけ - 2 -                            2008.9.15

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娘たちが犬を飼いたいということで、このルンが家族の一員となった。飼う犬の種類がボーダーコリーに決まるまでには、子供たちとの事情もあるのだがそれにはここでは触れないでおこう。

ここでは、犬のしつけについて話したい。この犬を飼うに当たっては、数冊の「犬の飼い方・しつけ方」本を読んで、犬種の決め方から犬を飼うに当たっての心構えや環境づくりまでも参考にした。
そこで一番勉強になったこと、“目からうろこ”の「犬のしつけ方」は、犬の性質(本能)を理解した上での飼い方・しつけ方である。当たり前のことのようであるが、意外とそんなことは考えずに、自分の思い込みで、飼っていないだろうか。

我が家では、犬の散歩は日課ではない。犬の食事時間も決まっていない。
つまり、我が家のボーダーコリーの“ルン”は、散歩も行きたがらないし、食事もねだらない。雨の日はケージの外には出ないものだと思っているようで、普段よりもおとなしい。それは、お腹が空いて来れば、お腹が空いた素振りはするし、水が無くなっていれば、水がほしい顔はするが、余程でなければ鳴いたり騒いだりはしない。鳴いたり騒いだりしないということは、犬のルンにとって、ストレスとなっていないということだという。もちろん、散歩は大好きだし、食事をもらう前の顔はとても嬉しそうに見える。

雨の日でも雪の日でも散歩に行かなくてはならないのは、大変な時もあるのではないだろうか。事情があって連れて行けないような時は、散歩に連れて行ってもらえない犬にはストレスになる。食事の時間にお腹がすいて吠えている犬は、かわいそうでもある。決まった時間に散歩に連れて行ってもらえると思っている犬が、散歩に連れて行ってもらえなかったり、決まった時間に食事をもらっている犬が食事をもらえなかったりすると、それはその犬にとっては大変なストレスになるということだ。
それは、その犬にそういう習慣がついているからで、その習慣が崩れることがその犬にとってのストレスとなるわけで、我が家のルンのように散歩や食事の時間が決まっていない方が、犬にとってはストレスにならないということで、飼い主にとっても時間的に自由である。なにしろ、ルンにとってストレスにならないということが、何よりである。

今朝は下の娘がルンを伴って散歩に行くというので、一緒に付き合ってきた。先に娘がルンにリードをつけて待っていたので、私が出ていくと滅多に私には話しかけないルンが、「遅いよ、早く行くよ」と「ワウワウワウー」と得意の首をかしげた仕草で私に言ってきた。「ちょっと待ってよ」と私が言うと、急く気持ちとは逆にお座りをして待つ体勢をとったが、直ぐにも駈け出して行きたそうな雰囲気だった。「よし、行くぞ!」と言い終わらない内に、飛び出していく。ゆっくり飼い主と一緒に横に並んで歩くということは、疲れてくるまではできない、困ったルンである。

つづく



 犬のしつけ - 1 -  前 置                       2008.9.14

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我が家のボーダーコリーの“ルン”である。

私がルンの話をする時、よく娘に「お父さん、それ親バカだよ。」と言われてしまう。私がルンのしつけについて話をする時、私は目からうろこの「犬のしつけ方」について話しているつもりなのだが、娘からするとルンの自慢話をしているように聞こえるようなのである。

子供のころの私と犬.jpg私は、以前にも子供のころから大学時代まで犬を飼っていたことがある。その時は朝と晩に必ず散歩に連れていくのが日課となっていた。食事も朝と晩。オシッコやウンチは散歩に行ってするようにしつけてあったので、ほとんど家ではしなかった。その散歩に関しては、大学時代になって私が帰らない日以外は、私が散歩に連れていくのが子供のころから10年以上続いた毎日だったのである。朝は私が起きてくるのを待っていて、私が起きると散歩に連れて行ってほしいとねだってくる。子供のころは、日曜日はいつもよりゆっくり寝ているのが、その頃の我が家の決まりのようになっていたので、犬も日曜日は遅くまで静かに待っていた。と言っても、やはり雨が降ろうと雪が降ろうと、朝晩の犬の散歩は欠かせなかった。当然食事も朝晩に食べる。つまり、毎日の日課なので、犬なのだから吠えて訴えるのが自然だと思っていた。

つづく






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