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 □ 広域関東圏CB推進協議会 遠州夢倶楽部 三方原ポテトチップス <その1> 2009.6.16

広域関東圏コミュニティビジネス推進協議会 2009年度キックオフフォーラム
地域産業振興に活かせ!コミュニティビジネス
2009年6月11日(木)
主催 関東経済産業局・広域関東圏コミュニティビジネス推進協議会


■事例-3 遠州夢倶楽部(静岡県) 役員 有限会社あらかわ 荒川 能宏 氏
      http://inasa.pos.to/yume/
      酒屋のグループが遠州地方の美味いものを開発・発売。三方原ポテトチップスなど魅力ある
      オリジナル商品が大ヒット!


その1

“遠州夢倶楽部”の荒川さんのお話には、非常に勇気を貰ったというか、誰にもにも何かやれそうな気がした。地方の多くの酒屋さんたちが、社会の変化とともに不景気に悩んでいると思うが、“遠州夢倶楽部”さんの様に地域の酒屋さんたちが集まってそうした状況を打開しようと、自分たちで売れるものを開発してしまうようなことはほとんどやらないと思うし、難しいと思っているだろう。ところが、荒川さんの話を聞いていると、自分でも試しにやってみようかと思えるほど気軽に挑戦しているので、聞いている私自身もとてもうれしくなった。地方の個人の酒屋さんだけでなく、地域で協力して努力していくことの大切さを実践している、とても良い参考事例だ。

P6090009in.jpg
その三方原ポテトチップスがこれだ。
地元のとれたてのジャガイモを原料に、地元の工場で丁寧に作られたポテトチップスは、ジャガイモ本来の香り豊かな製品だ。それが評判になって、今ではこの季節、ジャガイモの収穫時期を楽しみに待っている人が多い、地元季節限定人気商品だという。

商品開発のきっかけは、酒屋仲間が集まり、じり貧になっていく状況の中、何か自分たちの店で打っていける自分たちの商品を開発しようといったところからだったという。
その最初の商品はオリジナルソース“超美味ソース(ちょううまそーす)”。

そして、ある農家から型落ちのジャガイモが毎年でるが、使い道がないといった話を聞き、それじゃ、それをポテトチップにしようかといったことになり、商品化となったという。

農家で余った(これまで商品にならなかったもの)ジャガイモのとれたてのものだけを材料に、作ったポテトチップスだけをできた量だけ売るから季節限定、だから美味い、だからみんなも待ち遠しい商品となる。
素晴らしい。
                                              <つづく>




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