トップページ 住宅設計 店舗設計 プロダクト ランドスケープ ネットワーク WEBデザイン サイトマップ 随想録 オープンアトリエ・相談室
 

« 前の記事 | メイン | 次の記事 »

■こだわり・空間 ― 3 < 軒・庇 >   2006.10.22

kanai -hisasi.jpgK邸(夕日を楽しむ家)の軒の出は1.8m余り、その深く張り出した軒とその下に広がるウッドバルコニーが、深い陰影をつくる。
この日本の気候には、深い軒・庇が良い。日本の気候に多い雨から建物を守り、夏場の強い日差しを遮る。
お寺や神社と違い、今の一般住宅では中々ここまで軒を長く出すことは少ない。軒や庇を長く出すことは、構造面からもコスト高になってしまうので、結局は普通の軒の長さ(750前後)に落ち着いてしまう。
1.8m余りの深い軒と1.5m余り張り出したバルコニー、先端を柱で結び、軒の先端を支えるのと同時に、軒のあおり止めとして
 足場が取れたK邸(工事中)         いる。そしてその一部を更に腕木が支えている。

実際には腕木はなくても構造的に問題はない。ただ、長い間には長く張り出しているもの(木)は自重で下がってくる事があるので、それを抑えるために腕木を設けてある。


 権 田 功  株式会社 計画機構 一級建築士事務所 寄居アトリエ Copyright 2004 KEIKAKUKIKOU CO., LTD. All Rights Reserved.